2013-02-18

Vector Glide Shift

昨日、パウダリスタスキーヤー阿野さんからいただいたVector Glide Shift。

Top-Center-Tail : 130-100-120
Length : 188
MASTIFF のアウトラインを100㎜シェイプし、フレックスを柔らかくすることで操作性に優れる。

初代モデルということで、多少古いですが、そんなことを全く気にさせない名機です。
今、所有しているARMADA JJ 175に不満を抱いていた矢先の出来事で、メチャクチャありがたいです。
JJは、正直、パウダー機というよりもゲレンデ向きかと思います。

膝程度の激軽パウダーであれば、特に問題はないのですが、それがニセコ特有の重めの細かいパウダーになると、ロッカーのフニャフニャ感が相まって、トップが雪に潜ろう潜ろうとするのだ。
短いということも、乗る人のテクの問題もあると思い、一概には言えませんが。

ボクはそう感じた。

おかげで、チセアタックではデブリを作ってしまった。



それが、このSHIFTに乗せてもらった昨日。

JJよりも遥かに細いんですが、何故か浮く。

昨日の雪は、結構軽めだったんですが、前日からの降雪で腰前後まで積もっていたので、突き刺さることは覚悟していました。
だがしかし。

SHIFTは浮く。

スピードを出せば出すほどに浮く。
ロッカーも無く、THE SKIなんですが、何故なのでしょうな。

操作性にも優れ、体一つ分しかないツリーの中を確信を持ってグイグイ進めました。

昨日は、バインの都合上、レンタルブーツで滑ったため、グラグラ感がハンパなかった。
自分のブーツで滑れると、もっともっと操作性が良かったんだと思います。
ヤバイ。

トップが刺さらないので、よほどの重い雪でない限り、センター付近に乗っていても問題なさそうです。
昨日は、最初JJの癖でテールよりに乗ってました。
回を重ねるごとに、少しずつセンターに重心を移動していったんですが、JJよりも遥かにセンター付近での操作が可能でした。


阿野さん。
しつこいですが、本当にありがとうございます。


スピードダシテブットブデ★

Moiwa

最終日は地元に戻り、Moiwaアタックです。

道北遠征で満足かな~と感じていたところ、エイジ君、阿野さんからの、ニセコ明日雪良いみたいだよとの誘惑に負け、怒涛の3連ちゃん突入ですよ。


ヒラフは激込みだったので、パウダー合戦に参戦する気力も無く、Moiwaへ。

だがしかし、この決断が功を奏し、ナイスなパウダーを味わう事が出来たのです。
G6は閉じられてたけど、十分パウダーを味わえたモイワ裏。



ツリーの中は、ほぼノートラック。


しかもしかも!!
この日は、阿野さんからVector Gride Shiftの初代をもらっちゃいました…。

いいのかな。

嬉しすぎるけど、申し訳ない。
今度、飯おごります!!

あざっっっっっす!!!


さすがは名器。
パウダーでは、ARMADA JJを凌駕する浮きを体験させてくれます。


ヤベー。

大きな声では言えませんが、定価12万はくだらない。


ありがとうございます!!!
ホントに。

当分、この板がボクの勝負板になることは必至。


てか、エイジ君にも多数もらっちゃいました。
ゴーグル、グローブ、ホットワックスセット。

ホントにホントにホントにありがとう。


2人にもっともっと早く出会いたかった。
そして、狂いたかった。

まぁ、2人は結婚し子供が生まれるというのにまだ狂ってるけど。。。


感謝しか出ませんが、ホントにありがとう。



そして、これからもよろしくお願いします!!マジで!!



おまけ的にスプレー映像を。

<エイジ君のスプレー>
かけられる時、反射的に停止ボタン押しちゃった…。


<阿野さんのスプレー>



アアアアアアアアアリガトウゴザイマス★

Mt.Asahidake BC

そして、そして2日目は旭岳アタック。

いやいやいや。
綺麗過ぎ。



分かります?この雪質。
シャンパンスノーです。



ただひたすらに、美味い雪を求めるのです。



絵になる男、エイジ君。



すいません。
綺麗過ぎたので、もう1枚。


晴れちゃったので、雪悪いかな―とも思いましたが、全然!!
最高のバーンと最高の雪とで、前日に引き続き最強のパウダーをいただいてまいりました。


あ~最高。

旭岳は、手軽ではないけど、ロープウェイで最強のパウダーをいただける場所。


変質者達が集う山、それが旭岳。


もう何も言えない。
ただただカムイに感謝するしかない。


カムイミンタッラ★

Mt.Furano BC


久しぶりに激しく、そして激しく疲れた。
というのも、滑り倒しのパウダー三昧の週末を過ごしてきたからなのです。

のっぴきならね~事情により、アタックの詳しい日時は公開できませんが、まず1日目の富良野岳BCからご紹介。


前からブログにもチョイチョイ登場してる冬山の師匠であるエイジ君と、エイジ君繋がりで知り合ったパウダリスタスキーヤーの阿野さんと3人でのアタックです。


2人は、本格BCを経験しているツワモノですが、ボクはこの日が人生初の本格BCとなり、何か知らんけど、出発前に家の片づけやら身辺整理をこなしました。

死の予感を十分に感じさせる旅。

怖いけど、そのリスクがまた、たまらんのです。


ベテラン2人と一緒ですが、今回は、富良野岳アタックという事で、さすがにリスクが高すぎるため、ペンションととりのオーナーでもあり、旭岳パウダーガイドの「としさん」のガイドのもとでのアタックとなります。

無事生還し、余韻に浸る我々と異国の人。



なんたって道北、雪が超絶に軽いのです。



雪の結晶が違う。



ハイク開始から30分ほどで、ガスに突っ込みます。
緊張感とナイスな景色がボクの心を揺さぶりテンションは最高潮。



木も少なくなり、いよいよ、森林限界を突破します。



山麓は風も無く穏やかでしたが、さすがに森林限界を超えるあたりから風が吹き出し、メチャクチャ寒くなってきます。

やっぱ、冬山。

気を抜くと、簡単に死ねます。


ということで、これ以降グローブを外すことができず、上まで写真は撮れてません。


ハイクアップすること、2時間20分ほど。
通常なら、もっともっと速いペースで登るんでしょうが、初BCのボクや、同行した異国の人たちを気遣ってのスローペース。

ホントかたじけない。


で、何とかかんとか無事、ドロップポイントへ到着。
いよいよ滑り出しますが、雪が深い。

深いなんてもんじゃない。

板をつけてても、腰。

信じられないほどの雪。

これ嘘じゃないです。


いつもは、超スピードでかっ飛ぶエイジ君と阿野さんでも、さすがにスピードが出ない。
超Deeeeeeeeeeep Powder。


少し切るだけでオーバーヘッド。
常に顔。

息できない…。


1本目を終え、昼食時には晴れ間も。
てか、異国の人、カブりすぎ…。



そして、2本目へのハイクアップ再び。


この拷問のような時間も、全てはDeeeeeeeep Powderのため。

てか、先頭でラッセルする「としさん」のペース早すぎ。
尋常じゃない体力。

恐れ入ります。

2本目。
ほとんど何もないバーンをいただきます。



阿野さん、体感温度-20℃オーバーでの素手ピクチャー。



富良野岳ピークが顔を出す。



この日はホントにノートラックのみ。



テンション上がって、珍しく自分撮りですよもう。


結果、最高。
無事に帰ってこれたし、人生初のオーバーヘッド味わったし、ハイクアップが好きになったし。

大収穫でした。


この後は、白銀荘でふやけるまで風呂に入り、ペンションととりの近くの居酒屋りしりさんで、美味い飯と体に浸みわたるルービーを味わい、早めの就寝となりました。

居酒屋りしり。



決して海の近くではありませんが、魚介類も美味いのです。

お通し。



刺し盛り。



締めはやっぱり茶漬け。




コトバニナラナイ★

Blog Archive